モーションキャプチャシステムの工業計測利用に向けた保証制度を刷新
新しい3次元変位計測器であるモーションキャプチャシステムの保証制度を刷新工業業界でのモーションキャプチャ計測におけるトレーサビリティの担保を可能に
アキュイティー株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役:佐藤眞平)(以下、「当社」)は、新しい3次元変位計測器として幅広く利用されている、モーションキャプチャシステムの保証制度を刷新し、JCSS (Japan Calibration Service System)標章付き校正証明の発行に対応いたしました。
本サービスはモーションキャプチャシステムで初めてJCSS 標章付き校正証明に対応し、計測における信頼性向上に貢献し、トレーサビリティの担保を可能としました。
▲ キャリブレーションワンド125mmとJCSS標章付き校正証明書
背景モーションキャプチャシステムは工業用3次元測定器として、以下の理由により幅広く利用されています。
- 非接触で多点の高精度計測
- 運用の手軽さ
- 対象毎にシステム構築が可能な柔軟性
新しい計測手法として精度に対する信頼性や保証の仕組みを整えている過程で、当社はトレーサブルな計測に向けて一般校正での校正器による校正サービスを実施してまいりましたが、産業の国際化に伴い、ISO 9000 やIATF 16949 取得など品質管理への取り組みが盛んになってきていている中、本システムにおいてもより信頼性が高い保証制度への対応が課題となっていました。
本制度の効果当社は、長年に渡り、モーションキャプチャによる工業計測を実施し、一般校正を積み重ねたことにより、第三者機関による客観的な評価を受け、国際的に信頼性の高いJCSSの保証制度による証明が可能となりました。その結果、ご利用者様に対して、トレーサビリティの担保をサポートできるようになりました。
JCSSについてJCSS とは、日本における計量法に基づく「計量法トレーサビリティ制度」です。本制度は、「計量標準供給制度」と「校正事業者登録制度」から成り、独立行政法人製品評価基盤機構(NITE)により校正事業者登録制度として運営されています。本制度は、APAC(アジア太平洋認定協力機構)及びILAC(国際試験所認定協力機構)の相互承認(MRA)への参加により、国際的に信頼性のある証明として扱われています。また、本制度による証明書は、米国(NVLAP、A2LA)、英国(UKAS)、ドイツ(DKD)、オーストラリア(NATA)などが認定した校正機関の発行する証明書とも同等になります。
精度保証の取組みについて当社は測定精度の信頼性や保証に向けて、国家計量標準機関として計量標準および関連した計測技術の開発を行う産業技術総合研究所 計量標準総合センターからの技術支援を受け、光学式3D計測における精度保証の取組みも行なっております。
新しい計測手法である光学式3D計測において、既存のISO規格への適用性の検証及び光学式3D計測に適した検証方法を起案し、保証の仕組みづくりや規格化に向けた取組みを行なっており、信頼性の高い精度結果が得られています。
アキュイティー株式会社について当社は、「解像度高く、感性を鋭く、新しい世界をソウゾウする」をミッションに、企業や社会の様々な課題解決のために、画像処理・AI・センサー等を適切に実装したソリューションを提案するセンシングテック企業です。
【会社概要】会社名:アキュイティー株式会社
所在地:東京都渋谷区渋谷三丁目28-15 渋谷S. 野口Bldg. 2階
代表者:代表取締役 佐藤 眞平
設立:2015年
URL:https://www.acuity-inc.co.jp/
事業内容:
1. 計測機器、検査機器、情報機器およびこれらに関連する電子応用機器、光学機器、医療
機器の研究、設計、開発、製造、販売
2. ソフトウェアおよび関連システムの企画、設計、開発、製造、販売および保守
3. クラウドコンピューティングを利用したシステムインテグレーション事業
4. 各種情報処理サービス業及び情報提供サービス業
5. 上記に関連するコンピューターシステム、ソフトウェア・ハードウェア、計測機器などのレンタル
6. 上記に関連するコンサルティング
7. 前各号に付帯または関連する一切の事業
【お問い合わせ先】フォームからお問い合わせいただくか、下記電話番号までお問い合わせください。
TEL:03-5774-6338