Motive: Tracker
モノの動きを3次元データで取得する
オブジェクトトラッキングソフトウェア
Motive: Trackerは、モノの動きの6自由度を高精度で計測することができるOptiTrackの基幹ソフトウェアです。
主に、自動車業界・建築業界・鉄鋼業ほか、多くの製造業で活用されています。
接続したカメラの一括操作やワンステップで強力な剛体作成ができるほか、外部デバイスやセンサーとの同期が可能です。
Motive: Trackerを起動後、対象物の動きのデータ取得を開始するまでにかかる工数はシンプルなもので、
誰でも簡単に一人でモノのトラッキングを行うことができます。
モノの動きの6自由度を高精度計測
ソフトウェアMotiveは、前後・上下・左右の移動および縦・横・平行の回転といった6自由度の動きを高精度に計測します。
様々なモノの動きのキャプチャに対応しているため、多くの業界での活用がされています。
20Hz~1,000Hzのトラッキングに対応
最大1,000Hzのトラッキングに対応しており、1秒間に1,000回の位置情報を取得できます。
これにより、高速度なモノの動きの3次元データが高精度に取得することが可能です。
接続したカメラの一括操作が可能
カメラ設置後、フレームレートやシャッタースピード、LED調整等が接続したすべてのカメラに対し、一括で操作することが可能です。
また、接続したカメラの画角調整やピント調整では、1台ごとの調整が可能で、より正確なモノの動きのキャプチャができます。
簡易かつ短時間のキャリブレーション
約30秒~1分程度、専用のキャリブレーションワンドを振ることで、Motiveが自動でカメラの位置・姿勢・レンズの歪を計算。
これにより、カメラから見た対象物の3次元座標(X,Y,Z)を取得できるようになり、モノの動きの計測において精度誤差0.1mm以下の高精度キャプチャが可能になります。
剛体作成
計測点1点ずつの3次元座標のデータ化ではなく、モノ全体の動きや姿勢をデータ化したい場合、ワンステップ操作で剛体を作成することができます。
例えば、タイヤ・工具・ボールなどを剛体にした際、Motive上で視覚的にモノ全体の動きがわかりやすく表示されます。
マーカー同士の認識ミスの補正機能で、リアルタイムなラベリングデータの取得が可能
Motiveは常に非常に高速にデータを計算しつづけており、マーカーを貼付した計測点同士が重なりあった場合でも、補正機能により、認識ミスが抑えられ、強固なトラッキングが可能なソフトウェアです。
外部デバイス・ソフトウェアとの連携が可能
Motiveは様々な外部デバイスやソフトウェア連携に対応しており、目的・用途に応じた計測環境の構築が可能です。
種類 | 概要 |
---|---|
Tracker | マーカー・剛体のトラッキング |
Body | マーカー・剛体・スケルトンのトラッキング(3人まで) |
Body Unlimited | マーカー・剛体・スケルトンのトラッキング(人数無制限) |
Edit | マーカー・剛体・スケルトンの後編集(3人まで) |
Edit Unlimited | マーカー・剛体・スケルトンの後編集(人数無制限) |
Plus | 各種Motiveソフトウェアと外部機器速携のための補助ツール |
- Motive: Body・Motive: Body Unlimited は、Motive:Tracker の基本機能をすべて含み、さらにスケルトンのトラッキング機能が搭載されたソフトウェアです。
- Motive: Plus は、Acuity inc.が独自に開発・販売を行っているソフトウェアです。
Motiveのバージョンには、3.X と 2.Xがあり、3.Xは最新かつ魅力的な機能が搭載されたバージョンとなります。
Motive 2.X は、モーションキャプチャOptiTrackカメラのコントロールソフトウェアとして、従来利用されてきたバージョンであり、Motive 3.Xは、従来のMotive 2.Xをさらに強化し、機能の追加やより使いやすい設計への大幅アップデートを行ったソフトウェアです。